エイ子研修



私はナースエイドの仕事が初めてで、最初はとても不安だったの。
でも、看護部による研修と先輩ナースエイドによる支援もあるから、
経験がなくても大丈夫だった。
他のナースエイドも、半数以上が経験のない、
病院とは関係ない前職から転職した方が多いのよ。
親の介護をするかもしれないから、勉強の意味でこの仕事を始めた人、
定年後に再就職で来た人と、年齢も幅広く、男女共に様々な人達が一緒に働いているわ。


看護部では「ナースエイドとして働き続けることができるよう、知識技術の習得を支援する」を目的とし、
二ヶ月に一度、スキルアップ研修を催してくれるの。
例えば『新型コロナウイルス感染症予防について』のレクチャーがあり、
「新型コロナウイルスとはどんなものか」「どのような症状がでるか」「どうやって感染するか」「予防策」等々、
最新情報も得られ、その為に私達がやるべきことを学びます。



研修は2時間だから、内容は濃いわ。普段使わない医療用語も多いから、研修は大事。
私達がよく使う言葉として「清拭(せいしき)」があるけど、これは患者さんの体を温かいタオルで拭き、
清潔な状態を保つこと。
そして前にも書いたけど「移乗(いじょう)」、これは患者さんをベッドから車椅子やストレッチャーに移すことね。
そう、最近の研修で、移乗を練習したわ。
墨東病院のリハビリテーション科の理学療法士さんによる講義を受けた後、
私達は二人ひと組になって、一人は患者役一人はナースエイド役となり、体の動かし方を練習。
この時、私はアッと思ったの。というのは患者役になって初めて分かる、心地よくて安心できる介助方法を。
とても勉強になったわ。
こういう研修があるからこそ、経験のない私でも、心配なく働くことができるの。
ちなみにこの右下の写真は、昨年の年度末の研修で、看護部から私達に配られた感謝状です。
恐縮しちゃいました。
エイ子感謝状